−私利を貪ることなかれ−
家訓の内容は、経営者の心構え・販売管理・仕入れ管理・労務・財務・人事など多岐にわたり、現代における企業経営のポイントとしても十分通用します。
| 他国へ行商するも、総て我がことのみと思わず、その国の一切の人を大切にして、私利を貪ることなかれ |
| 〜中村治兵衛家の家訓〜 |
これは、他の国へ行って商売をするときも、自分や直接売った顧客だけでなく、その地域全体の利益を考えて商売を行わなければならないという考え方です。多くの豪商を生み出している近江商人の共通の考え方で、現代も重視されつつあるCSR(企業の社会的責任)の考え方にも通じるのではないでしょうか。
| 売って悔やむは商人の極意 |
| 〜外村余左衛門家の家訓〜 |
商品を売ったことを悔やむほど安く提供し、顧客に「いい買い物をした」「得をした」と感じさせるのが商売繁盛の極意という意味です。目先の利益を追って一円でも高く売りつけようとすると、顧客が離れてしまいます。顧客の満足感を重視し、リピーターとなって継続して買ってもらえれば、結局は商売繁盛につながります。
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